シェルフとの違いは?ラックの役立つ豆知識を幅広くご紹介
シェルフとラックはいずれも収納家具に分類されるものですが、シェルフは棚を意味するものでラックは棚と台を意味する収納家具の総称です。
そのため、シェルフはラックに含まれるものです。
なお、3段タイプのラックの場合、天板と下側、そして2つの棚板で構成されます。
天板や下側の棚はボルトを外すことで取り外せますが、これらは固定式タイプの棚板になり、これを外して使用すると強度が低下するなどからもそのままの状態で使用することをおすすめします。
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シェルフとの違いは?ラックの役立つ豆知識を幅広くご紹介
- シェルフとラックはインテリアをコーディネートする中で重要!その違いは?
- ラックはモノを置いたり掛けたりできる家具の総称
- スチールラックは業務用だけでなく家庭用もある
- ラックを選ぶときは何を収納するか決めることが大切
- 棚板の段数が選べるラックの用途や段数の数え方(2024/4/1)
- 耐荷重はラックを選ぶときの重要な要素の一つ(2024/4/1)
- ラックの棚板は固定棚と可動棚に分けることができる(2024/4/1)
- 他のラックと組み合わせて使用する前提の形状もある(2024/4/1)
- 事前に知っていると役立つラックのオプションパーツ(2024/4/1)
- ボルトレスのラックは組み立てや分解のときに工具が不要(2024/9/4)
- 専用キャスターが用意されているラックは装着により耐荷重が小さくなるので注意(2024/9/4)
- 業務用と家庭用ラックの特徴・耐荷重・転倒防止対策などの違い(2024/9/4)
- ラックの豆知識!スチールとメタルの違い(2024/9/4)
- 家庭や工場などで利用されているスチールラックの歴史(2024/9/4)
シェルフとラックはインテリアをコーディネートする中で重要!その違いは?
シェルフは英語で棚を意味する言葉で、棚板を使いモノを載せることができる収納家具の一つです。
一般的には、前面には扉がなくオープンスタイルの収納家具でリビングやキッチンなど住宅のさまざまなインテリアで活用できます。
これと同じくインテリアをコーディネートする上で欠かせない存在になるのがラックですが、この2つの違いはなくいずれも棚がありモノを載せる役割を持つことから同じものだとイメージしている人も多いのではないでしょうか。
ラックもモノを置いたり、フックを使うことで掛けることもできる、棚以外にも台の意味を持つことから棚や台の総称です。
このようなことから、シェルフもラックに含まれる家具といっても過言ではありません。
なお、ラックには幾つかの種類があり、用途に合わせて選ぶこともできます。
例えば、本体が1つずつブロックの形でバラバラになっているタイプは、上下に重ねて使ったり横に並べて使ったり自由な組み合わせが実現するタイプで、必要な数を購入して自由にレイアウトができるメリットを持ちます。
ラックはモノを置いたり掛けたりできる家具の総称
家の中に十分な収納スペースがないと置き場所に困ることが多くなってしまう為、狭い家の中でもしっかりと収納していけるような家具を積極的に買うようにするのが良いです。
また、比較的安い価格で購入することができ、置き場所に困ることがない重宝するタイプを買いたいと希望している場合には、ぜひ便利で使い勝手の良いラックをチョイスしてみることをおすすめします。
ラックの非常に魅力的なところは、物を置く為だけに使用できるのではなく、掛けたりする時にも便利さを発揮してくれる家具の総称になっている点です。
壁で仕切られていないのでハンガーを掛けておくことができることはもちろん、棚を好きな位置に移動させてバランスの良い配置が行えるように工夫していける良さまで兼ね備えているので、少しでも興味を持たれた方はぜひラックの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、設置するまでが大変になってしまう為、できるだけ完成しているものではなくて組み立て式を買うのが最もおすすめできます。
スチールラックは業務用だけでなく家庭用もある
スチール製のラックは、オフィスや製品を保管する倉庫の中で使用しているケースが多いため主に業務用のイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、スチールラックは業務用だけでなくインテリアにも最適な家庭用タイプもあります。
ただ、住居内で利用するものはスチール製よりアルミ製やステンレス製など見栄えも重視した素材が採用されていることが多いのが特徴です。
さらに、家の中で使うときには棚の高さ変えることができるようになっているので、室内に合わせて調整ができるなどの利便性も兼ね備えています。
ラックを選ぶときのポイントはいろいろありますが、その中でも重要なポイントは何を収納するのかこれを決めることです。
収納場所が不足してしまったり、逆にスペースが空き過ぎてしまうと実用的でなくなりますしインテリアとしての見栄えも悪くなりがちです。
仮に、本を並べて保管したいときはブックシェルフ、小物類を飾りたいときはウォールシェルフなど、何を置くのか、そしてどのくらいの量になるのかスペースのことも考えましょう。
ラックを選ぶときは何を収納するか決めることが大切
ラックは支柱と棚板で構成されている収納家具で、一般的には組み立て式で支柱や棚板、そしてボルトなどが付属される形で納入されます。
家庭用タイプは業務用と比べると耐荷重が小さかったり耐震防止策が施されていないものもありますが、インテリア感覚で使う関係からカラーバリエーションが豊富だったり、棚板のオプションが豊富にあるなどの特徴を持ちます。
ちなみに、家庭用タイプは耐震性がないわけではなく業務用のようなコンクリート床に固定させるような機能がないだけです。
ラックはモノを置くための収納家具になりますが段数や大きさを考えるときには部屋のサイズに合わせるのではなく、最初に何を収納するのか決めることが大切です。
ラックを購入して何を置くのか、これを決めておけば導入したときに収納が余ってしまったり収納スペースが不足してしまうなどのトラブルを回避できます。
何を収納するのか決める、その次に大きさや色を選ぶ手順をおすすめします。
棚板の段数が選べるラックの用途や段数の数え方
ラックは、モノの収納・仕分け・陳列などで使用されることが多い収納家具の一つです。
収納するモノの種類や設置場所などにより、素材やサイズ、棚板の段数など用途に合わせて選択できるようになっています。
なお、ラックの段数の数え方は、上段・中段・下段が基本で、一番上と一番下も段数に含めて数えるのが特徴です。
例えば、3段の場合であれば上段・中段・下段で、5段の場合は中段に3枚の棚板がある構成です。
このとき、一番上と下は固定棚と呼ばれるもので、棚としての役割もありますがラック全体の強度を高める目的もあるため、これを外して設置すると耐久性が低下してしまうなどからも外さずにそのまま使用するようにしましょう。
中段は可動式で、位置を自由に変えることができますし可動式は全てを取り付けなくても強度が低下することがありません。
5段のラックは3枚が付属していますが、製品によりオプションで購入できるタイプもあるので、モノを置く段を増やすときなど便利です。
耐荷重はラックを選ぶときの重要な要素の一つ
ラックには、それぞれ耐荷重がありそれを超えて使用すると、支柱や棚などに影響を与えて最悪場合故障することもあるため注意必要です。
重量物を載せないなどがポイントになりますが、追加で棚板を設置したときにも荷重が上昇する恐れがあります。
製品の中にはオプションでキャスターを追加できる製品もありますが、これは製品を載せたままでの移動は避けた方が良いでしょう。
モノが載っていない状態で移動させる分には構いませんが、棚にモノが載っていると全体の荷重が上昇しているのでこれに耐え切れず壊れてしまう恐れがあります。
なお、ラックには単体で使える形状だけでなく、他の棚やラックと組み合わせて使用することを前提になっている形状もあります。
これは連結タイプと呼ばれるもので、単体で使用するものは単体タイプになります。
ちなみに、単体タイプの中には複数のラックを連結できるオプションを用意している製品もあるので、将来的に増やす可能性があるときなど便利です。
ラックの棚板は固定棚と可動棚に分けることができる
ラックの棚板は固定棚と可動棚があり、用途に応じて使い分けることができます。
一般的なスチールラックの場合でも、あらかじめ可動棚を取り付けるための仕組みが用意されていることが多く、収納する物の高さに応じこれを変えることができるので非常に便利です。
しかしスチールラックでもすべての棚が固定式になっているものもあるため、購入時にはこれを見極めて選ぶことが必要となります。
可動式は自由に高さを変えることができるので非常に便利なものと感じることがありますが、そのために支えの部分が比較的弱く、重いものを載せる場合には十分に注意をしなければなりません。
この部分から壊れてしまうこともあるので、あらかじめ載せることができる重さの許容範囲を確認するか、もしくは固定式のものを選ぶことが良い方法となります。
ラックの中には、この2つが混在している仕組みを持つものもあり、この場合には重さや配置などにより使い分けることができる場合もあるので、これを選ぶのも良い方法となっています。
他のラックと組み合わせて使用する前提の形状もある
ラックは四隅に支柱があり、一番上と一番下には固定された棚が付いている構造を持ちますが、3段式の場合は棚板を1枚、4段式は2枚を使うことで収納スペースを拡張できます。
倉庫などでは複数のラックを並べて部品や製品を保管していますが、搬入量が増えることで収納スペースが不足することも想定されますので、四隅の支柱が左側もしくは右側のみで他のラックと組み合わせて利用できるような形状を持つものもあります。
もともとあるラックに連結させるタイプで連結するときには専用のボルトを使って固定することができます。
使用しないときは、その部分だけを取り外して別の場所で保管するなどの使い方も可能です。
なお、他のラックと組み合わせて使用する前提になっているものは連結タイプ、単体で使用する前提のものは単体タイプなどのように区別されます。
まあ、単体タイプの中には複数の単体タイプを連結できるオプションを用意している製品もあるので、オプションを使えば複数のラックを連結して使えます。
事前に知っていると役立つラックのオプションパーツ
倉庫などでは、部品や製品を保管するためのラックを導入していますが、製品が増えることで収納場所の確保も必要、このようなどき連結タイプを使っておけば新規で購入する必要もないですし、要らなくなったときは連結部分を取り外して分解しておけば省スペース化荷も役立ちます。
ラックには便利なオプションパーツが用意されている製品も多いので、どのような部品があるのか知っておくと良いでしょう。
名称や機能の詳細についてはメーカーにより異なることがありますが、壁面固定金具や耐震固定金具は大きな揺れが生じたときにラックが倒れないようにするための部品です。
最近は、大きな地震が発生することもありますので、このような部品を導入して安心に役立てると良いでしょう。
オプション棚板は、追加で棚を設置したいときに便利なオプション品で、アジャスターはラックの下に取り付けることで水平を調整できるようになります。
他にも背面方向への落下防止に役立つ背板、側面方向への落下を防止する側板などもあります。
ボルトレスのラックは組み立てや分解のときに工具が不要
ラックには、棚板を取り付けるときボルトを使って固定するタイプと棚板の取り付け箇所に爪が付いていて、そこにフックを引っかけて設置できるボルトレスタイプの2種類があります。また、ラックの支柱を組み立てるときには、ねじ止めを行うので組み立てにはある程度の時間が必要です。ちなみに、ラックの組み立て作業は安全性を維持する目的で、2人で行うことが推奨されていて1つを組み立てるのに必要な時間は1時間前後といいます。使用する工具の種類や作業場所により所要時間は変わりますが、ボルトレスタイプの場合は、組み立てのときはもちろん分解するときにも短時間で行えるメリットを持ちます。 専用キャスターを装着できるラックもありますが、専用キャスターを取り付けることで耐荷重が小さくなりますし、モノを棚に載せた状態で移動させると加速度により荷重が大きくなることからも、移動するときにはモノを全て棚から降ろしておくことをおすすめします。
専用キャスターが用意されているラックは装着により耐荷重が小さくなるので注意
ラックは支柱と棚板で構成されている収納家具ですが、スチール製のものはオフィスや倉庫などで使用されることが多いためラック=業務用のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。インテリアショップの家具売り場に行くと家庭用タイプのラックもありますので、家の中にオシャレな収納スペースが欲しいときなどおすすめです。家庭用タイプは、業務用とは異なり見た目が重視されているので、部屋をオシャレな空間にしたいときにも便利です。業務用の場合は耐荷重など重量物を棚板においても棚が変形しないなど高い耐久性を持つので、頑丈な作りになっています。なお、ラックは専用キャスターが用意されている製品もありますので、定期的にラックの位置を変えたいときなど重宝します。ただ、専用キャスターを装着することでキャスターがないときの耐荷重が小さくなりますので、重量のあるものをなるべく保管しないなどの工夫と、ラックを移動させるときには棚の上に荷物がない状態にしておきましょう。
業務用と家庭用ラックの特徴・耐荷重・転倒防止対策などの違い
ラックには倉庫などで使用することが多い業務用と住宅の中で使用する家庭用の2つがありますが、これらの違いはサイズが異なるだけで基本的には同じイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。スチールラックは構造が類似しているため、明確な特徴の線引きはありませんが、住宅で使うタイプは小型でインテリア向きのデザインで重量物の収納は不向きです。カラーバリエーションやサイズが豊富などから、インテリアとしても取り入れやすく比較的組み立てが簡単にできます。 住居内で重量のある家具を使うと床材にキズや凹みができるなどから、一般的な家庭用のスチールラックの支柱や棚板は厚みや幅を抑えて、軽量になっているものが多いです。業務用の場合は、ある程度の強度が欠かせないので重量物を置いても支えることができる厚みを持つ鉄板の棚板が採用されます。家で使う場合は、転倒防止策としてツッパリ棒を装着するのが一般的ですが、倉庫で使用するラックは数種類の転倒防止策が設けられています。
ラックの豆知識!スチールとメタルの違い
スチールラックはメタルラックと同じ意味合いになりますが、ワイヤータイプがメタルで一枚板物をスチールと呼ばれているようです。業務用の場合は、耐荷重や耐久性に優れていて耐震性も高いため倉庫・工場・医療機関・企業・教育機関などさまざまな場所で活躍しているといいます。素材には、アルミやステンレスが多く、鉄以外の金属などからメタルの名が付いているイメージになりますが、このラックの呼び名はメーカーが商標登録を行っている製品名称です。他にも、メーカーによりワイヤーシェルフなどの呼び名が付いている製品が多くメーカー独自のブランド名です。 ラックが国内で初めて使用されたのは昭和36年、イギリスから材料が輸入されたことがきっかけといいます。L字型アングル材を組み立てて、棚板には木材を使用したもので現在のような形状ではなかったようです。昭和39年頃になると、自転車部品メーカーや金属部品メーカーなどがアングル材を開発して、それを国内に流通させた、昭和40年頃には棚板が生産されるようになるとボルトで棚板を留める軽量棚が誕生するなどの歴史を持ちます。
家庭や工場などで利用されているスチールラックの歴史
スチールラックは、家庭や工場などで広く利用されている便利な収納システムです。その歴史は長く、工業革命以前からの発展をたどってきました。 最初のラックは木製で作られ、食品や道具を保管するために使用されました。しかし木材は耐久性に欠け、火災の危険性もあったため、改善の余地がありました。18世紀末工業革命の進展に伴い、鉄と鋼の製造技術が向上しました。これがスチールラックの誕生に繋がりました。鋼鉄の耐久性と強度は、より頑丈で長持ちする収納ソリューションの必要性を浮き彫りにしました。20世紀に入るとスチールラックは工場や倉庫で広く採用され、大量生産に適したデザインが開発されました。また、家庭用の小型スチールラックも登場し、キッチンやガレージなどで使用されるようになりました。 1950年代にはボルトレススチールラックが登場し、組み立てが簡単で誰でも利用できるようになりました。これによりスチールラックはますます一般的になりました。 現代ではスチールラックはさまざまなサイズやデザインで利用可能で、個人や企業のニーズに合わせてカスタマイズできます。食品、書類、工具、家庭用品など、さまざまなアイテムを整理整頓するために不可欠なアイテムとして、私たちの日常生活に欠かせない存在となっています。 スチールラックの歴史は、収納の進化と工業技術の進歩を反映しており、現代の生活においてもその重要性は変わることがありません。